「さつまいもの苗」を「プロの育て方で」自分で作ろう。今回は、「大量生産できるさつまいもの苗づくり」を紹介します。
さつまいもから苗づくりは簡単!
プロの方法なら、大量にさつまいもの苗をつくることができる。
サツマイモの苗は意外にも簡単にできます。
種芋から1ヶ月半で苗になります。
1つのさつまいもから5束程度できます。
放置したサツマイモから芽が出てくるのと同じように、サツマイモを地に植えれば芽が生えてきます。
実際に作って「農家のプロの育て方」を再現してみました。
ネットで買うのが一番安心
プロが作った「切り苗」をネットで購入できる!
失敗するリスクが高い
種芋がもったいない
からこそ「最初からプロの苗」を購入するのがおすすめ。
Amazonや楽天市場で気軽に購入できます。
さらに「日付指定」でき「予約購入できる」ので楽ちんです。
「温床栽培」の伏せどころを作る農家が多め!
「水耕栽培」と「温床栽培」の2つが一般的です。
種芋からつる苗をつくる方法は「水耕栽培」と「温床栽培」が主です。
農家さんの多くは「温床栽培」として温度管理が行き届いたビニールハウスで作っています。
☑︎ 種芋から大量の苗を作りたい人
☑︎ 何束も苗を作りたい人
☑︎ 農家さん
「温床栽培」は土で育てる。
温床栽培は発泡スチロールでもできます。
ただ、量ができないため「ビニールハウス」で大量に育てることがほとんどです。
「水耕栽培」は水で育てる。
水耕栽培は家でできる簡単な方法です。
実際に、「家でできる水耕栽培」と「家でできる温床栽培」の違いはこちらの記事で紹介しています。
初心者が家で少量から始めるなら「水耕栽培」が簡単です。
プロの農家さんの発酵温床の伏せどころとは?
「温床栽培」は温度が25℃の温かい土を作る。
いもを大量生産するなら「伏せどころ」を作るのはオススメです。
温かい土地を作るのがポイント。
さつまいもの種芋を「伏せ」て、芽が出るのを待ちます。
土の温度が25度程度でさつまいもの種芋から発芽します。
「発酵温床栽培」は腐葉土が微生物によって発酵することで熱を発生させます。
その熱を利用する方法です。
温かい土をつくることが第一歩です。
肥料は不要です。
農林水産省の「肥料取締法」にもあるように、むやみやたらに肥料を与えればいいわけではありません。
「温床栽培(発酵温床栽培)」の作り方
保温用の「不織布」
覆う用の「ビニールシート」
さつまいもの種芋
不織布は小さめのもので十分。300円程度。
ビニールも小さめで十分。500円程度
大きな鍋で温度を測ると楽。
お風呂より熱いくらいの温度。
弱火で40分放置する。
落ち葉や草をためた腐葉土はおすすめ
発酵がすすめば土になる
要するに「温床」を作ればいいだけです。
今回は、「腐葉土」と「燻炭」をベースにした土を作りました。
燻炭は値段が高い。
業者さんに頼んで炭を調達するのもありです。
1番のポイントは暖かい温度を保つことです。
暖かい土の上にサツマイモを置いて土をかぶせて水をかけるだけでも発芽します。
大量生産をする農家さんは試行錯誤しながら「温かい土」を作っています。
よく使われる材料
☑︎ 燻炭
☑︎ 籾殻
☑︎ 腐葉土
☑︎ わら
☑︎ 油かす
温かくなるように混ぜ、さつまいもに土をかぶせる。
くいと支柱も準備する。
不織布を着せて保温する。
支柱を埋める。
ビニールをかぶせる。通気穴が空いているビニールは楽ていい。
今回は、保温性と通気性を保つため、「腐葉土」と「竹炭」を使いました。
さつまいもの苗はいつからつくればいい?
苗づくりは、3月中旬から始める!
さつまいもの苗づくりは、3月に入ってから行います。
苗ができるまで50日程度なので、植えたい日から逆算すればオッケーです。
5月上旬にさつまいもの苗を畝に植えたければ、3月中旬から始めれば大丈夫です。
4月の中旬や5月の初旬からさつまいもの「伏せどころ」を作る農家さんも多いです。
発芽する適切な温度は?
発芽する温度は25℃前後。
発芽に適している温度は「25℃」程度です。
3月中旬はそこそこ寒さが残っているため、温度調節をする必要があります。
3月でも寒い地域はなかなか発芽しません。
どの芋を種芋を選ぶべき?選び方は?
まるまる太った大きめのさつまいもを選ぶ。
つくりたいさつまいもの「理想の形」を種芋に選ぶのがおすすめです。
親は子に似るのと同じように、収穫時に種芋に似たさつまいもになるためです。
さつまいもの表面が陥没して芽がでている箇所が多い芋を選ぶのもおすすめです。
スーパーに売ってあるさつまいもを種芋にすることもできます。
苗つくりに失敗したら?
失敗したら「ネット」で買おう。
さつまいもの苗つくりが上手くいかなくても大丈夫です。
ネットを使えば全国どこからでも購入可能です。
さつまいも農家の方が苗を大量に販売してくれています。
「ちょっと足りないかも」とか
「思ったよりもできなかった」ときも安心です。
おすすめは「楽天市場」。
買える苗の種類も豊富。
「紅はるか」「安納芋」「シルクスイート」など人気品種も買えます。
即、発送してくれるのでかなりありがたいです。
「楽天市場」で早めに「予約」することもできます。
植えることが決まっていたら「予約」して苗を確保するのがおすすめです。