さつまいもが黒く腐る病気?
サツマイモの基腐病は食べても大丈夫?
「さつまいもの病気」に注意しましょう。今回は、全国各地に蔓延している「サツマイモ基腐病」を紹介します。
「ネットで購入したさつまいもが黒かった」「謎に全て腐っていた」という悪い口コミ評判になっている要因がこれです。
サツマイモ 基腐病は食べない方がいいです。いまだ病気の詳細がわかっていません。
ネット購入したさつまいもが腐っていた
先日購入した芋がすべて腐っていた。
最近、ネットで購入したさつまいもが腐っていた事件がありました。
5キロ購入して楽しみにしていた「さつまいも」がほとんど「腐っていた」のです。
残念ながら、全て処分しました。
腐っていたため、購入した直後でも食べられませんでした。
さつまいもが腐る病気が蔓延しています。
サツマイモ基腐病が蔓延
サツマイモ基腐病という病気が流行っている
全国各地で「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう) 」という病気が流行っています。
その名のとおり、さつまいもが「腐る」病気です。
芋そのものが「黒っぽく」なるようです。
サツマイモ基腐病は、2018年に初めて確認されました。
沖縄県で確認されたことをかわきりに、鹿児島県、宮崎県、熊本県、福岡県、長崎県、高知県、静岡県、岐阜県、群馬県、茨城県と九州から全国に広がってちます。
収穫後に腐っていく病気?
芋が「黒くなる」病気。
この「サツマイモ基腐病」は、収穫直後は何もなくても「後から腐る」という症状があるようです。
「東京都病害虫防除所」の「令和3年度 病害虫発生予察 特殊報 第1号」の資料によると『収穫時には無病徴でも、収穫後の貯蔵中に発病することがある。』とあります。
要するに、収穫後に発病してしまうケースもあります。
全国各地で発見され、農家が莫大な損失を出しています。
病気の対策はある?
決定的な「コレ」という対策はない様子。
「東京都病害虫防除所 令和3年度 病害虫発生予察 特殊報 第1号」によると徹底的な消毒に尽きるとのことでした。
『植付前には、ほ場の排水対策や土壌消毒を十分に行う。』とあるように、なかなか厄介な病気のようです。
☑︎ 植え付け前の消毒
☑︎ 発病株の速やかな抜き取り
☑︎ 農薬の散布
☑︎ 農具の消毒
☑︎ 次作を控える
☑︎ 農研機構の対策マニュアル
農研機構の対策マニュアル
「農研機構の対策マニュアル」示す「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(令和2年度版)」
「農研機構の対策マニュアル」示す「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(令和2年度版)」には、よりしっかりとした対策マニュアルが書かれています。
より詳しく病気について調べたい方におすすめの読むべき資料です。
農林水産省が提供する「サツマイモ基腐病のまん延を防ぐために」には、より簡易的な対策方法が紹介されています。
次作にも影響が出るといわれるサツマイモ基腐病はしっかりと対策しなければなりません。
収穫後にしっかり乾燥させ熟成させる
乾燥させて旨みを閉じ込める。
さつまいもを甘く栽培するコツは収穫後の乾燥が必須です。
さつまいもを甘くするコツは「収穫後の乾燥」です。
消毒と抜き出しが必須
結局、農薬消毒や病気の芋を抜き出すことは必須。
さらに乾燥が不十分であると「芋が腐る」こともあります。
病気の芋をいち早く見つけ、対処するのが一番いいはず。
なかなか具体的な策が出ないからこそ、丁寧に作り込むのが必須かもしれません。
病気に負けない!甘くて美味しいさつまいもを栽培しよう
料理の方法も大事。
病気に負けないさつまいもを育てて食べよう。
意外に簡単に「美味しくて甘いさつまいも」を栽培することができます。
もっと欲を言えば、「さつまいもの食べ方」も「甘くて美味しいさつまいも」を食べる重要な要因です。
最高のさつまいもを作ったあとは、購入した人がどのように料理をするのかが重要です。
さつまいもの料理を食べてみよう。
やっぱり、さつまいもは「焼き芋」がおすすめです。