美味しくて甘いさつまいもを栽培しよう。
さつまいも栽培は土が命?
やっぱり牛フンは必須?
今回は実際に甘くて美味しいさつまいもの栽培方法を紹介します。
1 甘い芋の品種選びは必須
甘くて美味しいさつまいもの品種を知ろう。
まず最も大切なのは「甘くて美味しい品種」を選ぶことです。
例え、土が良くても気候が良くても「甘くない品種」を選んでしまっては、元も子もありません。
「どんな味のさつまいもをつくりたいのか」食べ比べするのがおすすめです。
一番人気は「紅はるか」です。
好きな品種は何か、スーパーやネット通販で実際に買って見るのがおすすめです。
自分の好みの味を知りましょう。
2 牛フンの土づくりも必須
水はけの良い土がマストです。
さつまいもは「土」で変わります。
痩せた栄養の少ない土地でも育ちます。ただ、しっかり「甘くて美味しい」さつまいもにするのなら土をこだわるのがマストです。
「牛ふん」は近くの牧場で提供してもらっています。
「石灰」は広島産の牡蠣の粉末でできたものを使っています。
最近のおすすめは「牛ふん」と「石灰」を混ぜ合わせること。
プラス、私の畑では「腐葉土」を混ぜ込んでいます。
さつまいもは牛ふんや石灰は堆肥にぴったりです。
「和歌山県農業試験場」の22年間の研究によると、石灰と牛ふん堆肥を混ぜ合わせて使うと、養分になるリン酸が吸収されやすい形にかわって土に蓄積されるとのことです。要するに、さつまいも栽培に適した「最高の土」ができるわけです。
3 水をまかないくらいの気持ち
水のまきすぎは味をぼやかす。
さつまいも栽培で重要なのが「土」と「水」です。さ
つまいもは「水捌けのいい土」を好みます。
水持ちが良すぎて根がくさってしまわないようにしましょう。
特に収穫前は「晴れの日」が続いた日にすべき。
極端に言えば、雨が降れば大丈夫です。異常気象でない限り、ほったらかしにしても育つくらいです。
初心者のよくあるのが、水をあげすぎてしまうことです。さつまいもは「水をあげなくても育つ」くらい自然に育つ植物です。。
4 つる返しで葉を伸ばしすぎない
つるを裏返して成長を止める。
さつまいも栽培で「つる返し」は必要です。
より甘くて美味しいさつまいもを育てるのなら「つるの成長を抑制する」つる返しをしましょう。
つるの一部を畝から剥がす。
畝の外に伸びたつるを「裏返して」伸ばさないようにするイメージです。
伸びてきたつるから新たな「根」が生えるのを止めることができます。
さつまいもは葉もつるも大きく広げます。隣の畝に侵食するくらい大きく育つので手入れが必要です。
ある程度大きくなったら「つる返し」というつるをひっくり返すことをしましょう。つる返しをすることで「つるをから根が出る」のを防ぐことができます。
苗を植えて3ヶ月目あたりに「つる返し」をすることで、つるを伸ばすために使われるエネルギーを、さつまいもの育成に行き渡すことができます。
つるより土の中の「さつまいも自身」を大きくさせるためです
5 堆肥をまかない
さつまいもは肥料は不要
さつまいもは「追肥」が必要ない作物だと言われています。
よっぽど痩せているようなら堆肥は必要ですが、ほとんど上げる必要がありません。
堆肥は必要ないくらい元気に育つ
さつまいもは肥料が必要ないといわれる植物です。肥料をまけば葉が広がりつるも伸びます。
ただ、葉が広がりすぎて根に栄養がいかなければ、さつまいもの可食部は大きくなりません。
わざわざ追肥せずとも大きくて美味しいさつまいもがつくれると言われています。
そこまで手がかからないのがさつまいもの特徴です。
追火をせずとも大きく育ってくれます。
6 収穫後にしっかり乾燥させ熟成させる
乾燥させて旨みを閉じ込める。
さつまいもを甘く栽培するコツは収穫後の乾燥が必須です。
さつまいもを甘くするコツは「収穫後の乾燥」です。
乾燥させて熟成させる。
乾燥させることが甘さを引き立たせるコツです。単純にさつまいも自体の水分を抜くことで、甘みが凝縮されます。
さらに乾燥が不十分であると「芋が腐る」こともあります。
さつまいもは採れたてよりも、1ヶ月熟成させることで甘さがマイルドになります。
甘くて美味しいさつまいもを栽培しよう
料理の方法も大事。
おすすめは「焼き芋」。
意外に簡単に「美味しくて甘いさつまいも」を栽培することができます。
もっと欲を言えば、「さつまいもの食べ方」も「甘くて美味しいさつまいも」を食べる重要な要因です。
最高のさつまいもを作ったあとは、購入した人がどのように料理をするのかが重要です。
さつまいもの料理を食べてみよう。
やっぱり、さつまいもは「焼き芋」がおすすめです。